ショップオーダー(店主用?)ストラトタイプ完成

製作に時間がかかってしまいましたがようやく完成しました!

チェリートップ私がかねてより提案している、アルダーボディーの長所を引き出すトップラミネイトの一つである、アメリカンチェリートップのストラトタイプです。

アルダーはその無難さからソリッドエレキに多用される材ですが、逆に言えば無難すぎて面白みに欠けると言いますか、特徴が薄いのが特徴と言いますか・・・
良い意味でも悪い意味でも輪郭が曖昧なんですね。そこが使い易さにもなるわけですが。
ただ、そういったアルダーの良さを崩さず、もう少し輪郭をハッキリさせることでアルダーの特性をトップ材に引っ張ってもらおう(感覚的な説明ですが)という趣旨です。
で、その引っ張り方に二種類あり(つまりアルダーと相性の良いトップ材ということですね)、一つは低域の下支えによる輪郭の増強にはウォルナットを、そしてもう一つがハイミッドあたりにピークを作って輪郭を出す今回のアメリカンチェリーです。
そもそもアルダーは低域も高域もそれほど突出しない材(だから輪郭が曖昧)ですので、そこにハイミッドのピークを与えるとカラッとした、大雑把な例えではアルダーボディーのヴィンテージフェンダーのような(こういう表現は好みませんが他に良い例えが見つかりません)ニュアンスになります。低域のぼやけ方はアルダーらしさそのままです。アメリカンチェリーを用いることで、あくまでも「ハイミッドあたりにピークを持ったアルダー」という響き方をしてくれます。

今回は在庫していたヘッドのロッドプラグがセンターからズレてしまって(ロッドはちゃんと真ん中に入っています)放棄された加工途中のファクトリーアウトのネックブランクを使い、ハードパーツやピックアップを持ち込みで製作依頼を頂きました。
一応店頭販売用ということでしたが、どうやら店主様がお使いになるようですね(笑)。

マシンヘッドにはゴトーのSGS510Z、トレモロにはEV510TS-BSをそれぞれXCフィニッシュで、ピックアップはWild USA(Bill Lawrence)のNFシリーズ(サマリウムコバルトノイズレス)、ナットにはLSRのベアリングナットを使用。ローカットトーンも装備しています。
また、当初はステンレスフレットを使う予定でしたが、Top Guitarsオリジナルフレットが間に合いましたので、PRがてらそれを使わせて頂きました。

ということで、ご依頼いただいた店主様曰く「棍棒の太さを持った日本刀のよう」「ストラトにありがちな1&2弦のペラい感じが無く、それでいてしっかりエッジの立つ太い音。」です。
まだ売るかどうか悩んでいるそうですので、気になる方は店頭で是非体感してください!

Studio GREAM

PRS レストア開始!!

PRSギターの一ファンとして、今までギター製作やレストアにおいて独自に培ってきたノウハウを惜しみなく継ぎ込み、PRSユーザーが手放すことを考えない、「さあギターを弾こう」と思い立った時にいつも真っ先に手にしているような、いつまでも弾いていたくなるような、そういうギターに仕上げようとPRSのレストアに踏み出すことにしました。